テーラー・スタイル・ナビゲータ プロフィール
テーラー・スタイル・ナビゲータは、スーツを中心としたビジネス・フォーマルウェアに関する知識と経験をもとに、装いに関する情報を発信するスタイル戦略家です。
国内外のスーツブランド、クラシックなテーラリング、オーダーメイドの工程、現代のビジネスマナーまで幅広くカバー。単なる「見た目」ではなく、目的やシーンに応じた“本当に意味のあるスタイル”を提案しています。
はじまりは「似合っていない自分」だった
スーツの世界に惹かれたのは、社会人1年目のある失敗がきっかけでした。
就職して初めて買った既製スーツ。選び方も着こなしもよく分からず、ある日、取引先で「ちょっと借りてきたみたいだね」と笑われたことがあります。
悔しさと同時に、「装いは、自分をどう見せるかだけでなく、相手への敬意でもある」と気づきました。
そこから本や雑誌を読み漁り、テーラーに通い、職人の話を聞き、実際に着て試す日々が始まりました。
装いは、あなた自身を語る言葉になる
このブログでは、そんな実体験をベースにしながら、初心者にも伝わりやすく、かつ本質を突いた情報を丁寧に発信しています。
スーツは、正しく着れば確実に味方になる。あなたが自信を持って装えるよう、実用的かつ奥深いスーツの世界をご案内します。
スーツ・コートの採寸で押さえるべきポイント
通販でビジネスコートを買うときに重要なのが、自分のサイズを正確に把握しておくことです。ここでは、テーラーとしての経験から、コート選びに必要な主要採寸ポイントを簡単にまとめています。
| 部位 | 測り方のポイント | 目安・注意点 |
|---|---|---|
| 肩幅 | 両肩の骨の出っ張り(肩先)から肩先までを直線で測る | スーツより1cm程度ゆとりがあると快適 |
| 胸囲 | 胸の最も高い位置を水平に一周 | 息を吸ってもきつくない程度にフィット |
| 袖丈 | 肩先から手首のくるぶし(骨)まで | 親指の付け根の少し上が理想ライン |
| 着丈 | 首の付け根から背中を通って裾まで | ビジネスコートは膝上〜膝中央が基準 |
| ウエスト | おへその少し下を水平に一周 | インナーを考慮して1〜2cmゆとりを |
採寸時のコツ
- 必ず薄手の服を着て測る(厚手のニットなどは避ける)
- 鏡の前で確認しながら、水平にメジャーを当てる
- 他人に測ってもらうと精度が上がる
- 1箇所を2回測り、誤差があれば平均値を採用
スーツやコートはメーカーによってサイズ感が異なります。必ずブランドごとのサイズ表と照らし合わせることをおすすめします。
